![](/laboratory/vol08/images/m-labo-mainvisual--img-pc.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-mainvisual--img-sp.png)
Qスチコンであられを作れますか?
また、天日干しもスチコンでできますか?
という、ご質問にお応えして
あられを
作ってみました!
作り方・実験レポート
あられ
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-step_recipe--img-vol08.png)
材料20㎜のホテルパン3枚分
切り餅
(えび、ごま、黒豆、よもぎなど各種)
15個
サラダ油
適量
塩
適量
しょうゆ
適量
- 掲載レシピは2/3ホテルパンタイプの設定です。
- 手順ではホテルパン1枚分での調理画像を掲載しています。
設定
乾燥
ホットエアー・100℃・110分間
焼き上げ
ホットエアー・170℃・40分間
準備
- ・切り餅は1個の厚みを半分にして、大きさも半分に切っておく。
手順
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-01.png)
切り餅を20mmのホテルパンに広げて、並べます。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-01.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-02.png)
スチコンをホットエアー・100℃・110分間に設定をして、予熱ボタンを押します。予熱完了後、(1)のホテルパンを入れて、スタートボタンを押して、加熱します。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-03.png)
60分後、ホテルパンを取り出して、餅の表裏を返します。スチコンに戻し入れ、再び加熱します。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-03.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-04.png)
加熱完了後、ホテルパンを取り出して、網の上に餅を広げて冷まします。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-04.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-05.png)
20mmのホテルパンに(4)を並べてサラダ油を吹き付け、塩味にする分には塩をまぶします。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-05.png)
天日干しは難しい
通常、あられ用の餅は天日干しで乾燥させます。天日干しは、数日に渡る作業なので手間がかかるだけでなく、天候に左右されたり、季節によって日差しが変わったりするため、乾燥具合のコントロールも難しいものです。天日干しでの失敗は、できあがりの失敗につながってしまいます。スチコンを使えば、短時間で餅を乾燥させることができ、管理もしやすいのでおすすめです。
![](/laboratory/vol08/images/labo-vol08_box--img.png)
天日干しで乾燥させ過ぎて、焼き上げで細かく砕けてしまったあられ
餅の乾燥具合で
どんな差が出るの?
乾燥の具合は、餅のサイズや厚みに影響を受けます。
そこで、餅のサイズ・形状を同じにして、乾燥具合による焼き上がりのチェックを行ってみました。
実験用の餅
切り餅1個を36等分にしたもの
焼き上げの設定(共通)
ホットエアー・170℃・40分間
100分間
![](/laboratory/vol08/images/labo-vol08_check--img-01.png)
乾燥状態
表面にツヤがあり、中心部は指で押さえると若干やわらかめ。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-100_1.png)
![](/laboratory/vol08/images/labo-vol08_check--img-02.png)
焼き上がり
餅のように膨らんで形が変わってしまったものが多数。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-100_2.png)
110分間
![](/laboratory/vol08/images/labo-vol08_check--img-03.png)
乾燥状態
100分乾燥させたものと大きくは違わないが、少しだけツヤが少ない。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-110_1.png)
![](/laboratory/vol08/images/labo-vol08_check--img-04.png)
焼き上がり
少し膨らんでしまったものもあるが、形が整ったものが多い。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-110_2.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-06.png)
スチコンをホットエアー・170℃・40分間に設定をして、予熱ボタンを押します。予熱完了後、(5)のホテルパンを入れて、スタートボタンを押して、加熱します。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-07.png)
加熱完了後、ホテルパンを取り出して、しょうゆ味にする分には霧吹きでしょうゆを吹きかけます。それぞれ、網にひろげて冷まします。
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-modal--img-07.png)
![](/laboratory/vol08/images/m-labo-flow--img-vol08-08.png)
あられ完成!
ちょっとポイント
仕上りよく焼き色をつけるなら、油を吹き付けて
焼き上がりの色をつきやすくするために、スチコンで焼き上げる前に、乾燥させた餅にまんべんなくサラダ油を吹き付けます。霧吹きに入れたサラダ油またはオイルスプレーを使うと、ムラなく吹き付けることができます。油をつけることで、味付け用の塩があられに付きやすくなるというメリットもあります。
Mrs.エブリオの実験結果
今回の実験では、スチコンは天日干しのように乾燥させるといった作業にも使えることがわかりました。実際に天日干しでのあられ作りも同時に実験してみましたが、日数がかかるのでスチコンで乾燥させた方が手軽にできると思います。ただ、生乾きだとお餅のように膨み過ぎの状態になり、乾燥させ過ぎるとまったく膨らみません。餅のサイズや厚みによって、乾燥時間等は変わるので、はじめに少量で試して時間設定を調整するとよいでしょう。