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スチコンレシピ

1201 Recipe
スチコン de 黄味しぐれ

Qスチコンで本格的な和菓子は作れますか?
また、どんな和菓子ができますか?

という、ご質問にお応えして

黄味しぐれ
作ってみました!

黄味しぐれって?

「黄味しぐれ」のいちばんの特徴は表面のひび割れ。黄色の生地は白あんと卵の黄身、上用粉を混ぜ合わせて作ります。「しぐれ」の名は秋の終わりから冬にかけて降る雨にちなんだもの。雨が降る景色や稲妻、雨の後に雲のすき間から日の光が差し込む様子などを表現したものと言われています。

作り方・実験レポート
黄味しぐれ

材料穴あきホテルパン1枚分 約20個分

白こしあん

560g

ゆで卵の黄身

2個分

卵黄(生)

1/2~2個分
硬さに応じて調整

上用粉

10g

こしあん

300g

  • 掲載レシピは2/3ホテルパンタイプの設定です。
  • 材料はホテルパン1枚分です。1枚から3枚まで同一設定での調理が可能です(多段調理の際は設定時間の調整を行ってください)。
  • 白こしあんを作る場合は、小豆の代わりに「手亡豆(てぼうまめ)」を使用してください。

せいろの代わりに
スチコンを使って蒸し上げます。

設定

スチーム・105℃・8〜10分間

準備

  • ・生地に包むあん玉を作っておく作る生地の硬さを目安にして、あんの硬さを調整し、1個15gのあん玉を20個用意します。あんの硬さの調整は加熱しながら行います。口の広い鍋を火にかけて、硬くしたいときは、あんをかき混ぜながら水分を飛ばし、やわらかくしたいときは、あんに少しずつ水を加えつつかき混ぜていきます。
  • ・ゆで卵の黄味は裏ごししておく
  • ・作る個数分、オーブンシートを4cm角に切っておく

手順

01

白こしあんを広口の鍋などで加熱し、硬さを調整します(手にべたべたとあんがつかない程度、耳たぶくらいの硬さが目安)。

まず、黄身あんの生地を作り
こしあんを包んでいきます。

02

白こしあんとゆで卵の黄身を合わせ、濡らしたさらしを使って折りたたむようにして混ぜ合わせます。

03

(2)に卵黄(生)を少しずつ加えて、混ぜ合わせます。

04

(3)の黄身あんに上用粉を加えて混ぜ合わせます。混ぜ終えたら、黄身あんの生地を20等分(1個25g)します。

05

こしあんを黄身あんの生地で包み、4cm角に切ったオーブンシートにのせて、穴あきホテルパンに並べます。

あんを包む(包餡)の手順は?

蒸し菓子は底の皮を薄く、腰高になるように形を整えていきます。
経験のない方は、きれいに包めるようになるまでに数をこなす必要があるでしょう。

01

中央に少し厚みをもたせて、生地をつぶします。

02

生地にあん玉をのせ、時計回りに回しながら、包んでいきます。

03

あん玉が半分くらい包めたら、生地の口をすぼめるように包んでいきます。

04

指先で三角形を作るように生地の口を閉じていきます。

05

手のひらを使って丸めて、形を整えます。

完成

黄身しぐれは、外側の生地にある程度の厚みを持たせることがポイントです。

06

スチコンをスチーム・105℃・8〜10分間に設定をして、予熱ボタンを押します。予熱完了後、(5)のホテルパンを入れて、スタートボタンを押して、加熱します。

スチコンで蒸していきます。

07

加熱完了後、ホテルパンを取り出して、冷まします。

08

黄味しぐれ完成!

実験でチェック!

キレイな割れができない。
どうすればいい?

割れるか割れないかのポイントのひとつに外側の生地の水分量があり、
黄身あんを作る際にほどよく水気を飛ばす必要があります。
スチコンの場合、蒸すときに温度設定で水分量を簡単にコントロールできます。
割れなければ少し温度をあげてみるといいでしょう。
スチームモード100℃と105℃の設定で実験してみたところ、
100℃ではほとんど割れませんでしたが、105℃では「キレイな割れ」を作ることができました。

スチーム100

スチーム105

外観の生地の水分量がポイント。
スチームモードの設定温度は、
100℃より105℃の方がキレイに割れました。

Mrs.エブリオの実験結果

黄味しぐれの特徴である「キレイな割れ」を作るには、外側の生地の厚みをある程度持たせること、そして生地の水分をほどよく飛ばすことがカギとなります。スチコンのスチームモードを使えば、加熱中の温度も細かく設定ができるので、せいろなどに比べ、水分量のコントロールが比較的簡単にできると思います。

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