きっちんぷらす
スチコンレシピ 1233 recipe

レシ・ピエールがゆく!第4弾 ウワサのエブリオカーを徹底取材! スチコンを搭載した「エブリオカー」が大活躍しているというウワサを耳にし、いても立ってもいられず、ちょっと金沢まで。どこに行くの?どんな使い方をしているの?と、気になること、いろいろ聞いちゃいました!

ホシザキ北信越・本社テストキッチン
石川県金沢市松島2丁目26
TEL:076-240-2266

ホシザキ北信越・本社テストキッチンの地図

独自に開発した「エブリオカー」ってどんな車ですか?

青江 軽トラックをカスタマイズし、クックエブリオと電解水を搭載しています。屋台や移動販売車に似たスタイルで、屋外でデモンストレーションができるんですよ。

川宮 エブリオカーでお客様のもとへお伺いしますので、その場でスチコンの調理実演を始められるんです。実際に見て、試食し、触れることで、スチコンの魅力をダイレクトに感じていただくのが主な目的ですね。また、電解水を用いた「食のリスクマネージメント」もご紹介しています。

ホシザキ北信越「エブリオカー」

ホシザキ北信越「エブリオカー」

完成年月
2013年10月
ベース車
スズキ「キャリイ」
走行距離
約12万km(2016年11月現在)
Everio Car 画期的ですね!

スチームコンベクションオーブン
クックエブリオ MIC-5TB-GA

2012年度グッドデザイン賞を受賞したクックエブリオのガス仕様。三相電源を必要としないため、ガス厨房への導入がスムーズな機種です。

電解水生成装置 WOX-40WA

食品殺菌に特化した酸性電解水を生成するWOXシリーズ。コンパクトなボディでも注出能力はパワフルです。

ガスタイプが搭載されています!
テストキッチンもキレイですね

エブリオカーを作ろうと思ったきっかけは?

青江 ホシザキ北信越の担当エリアは非常に広くて。新潟でも山形との県境になると、ここから往復約800キロあるんですよ。現在エリア内には4ヵ所のテストキッチンを設けていますが、遠方のお客様が多いので。「では、テストキッチンごと行きましょう!」という発想でエブリオカーを作りました。

川宮 エリア内には日本有数のスキー場や観光地が点在していて、宿泊施設がたくさんあります。繁忙期にスチコンが大活躍するのはまちがいなし!なのですが、存在さえ知らない方が多いのも実情です。まずは体験していただけたらと思い、構想から約半年で完成させました。

スゴイですね!「お客様のもとへ、走るテストキッチン」なんですね。具体的にはどんな実演をしていますか?

川宮 スチームモードで蒸し野菜とゆで卵を作ったり、コンビモードで肉・魚・冷凍ピザを同時に焼いたり。「異なる食材を一度に加熱し→時間差で取り出す」調理法を実演すると、好評ですよ。匂い移りがないこと等、カタログでは伝えきれない魅力を体感いただけます。また、地元開催とあってリラックスした雰囲気になるので、コミュニケーションが取りやすいですね。富山ではブリカマ、佐渡島ではハマグリなど、新鮮なご当地食材をお客様が持ち込まれるのも、エブリオカーならではです。

青江 事前にリクエストを受けるときもあります。中でも温度管理が難しい茶碗蒸しは多いですね。器や出汁など、材料はお客様に提供いただくので、普段の味で仕上がりの違いを実感いただけます。保育園で蒸しパンや米粉の唐揚げ風などを実演した際は、栄養士さんだけでなく、決定権のある園長先生もご覧になり、導入の必要性を感じてもらえました。

違う食材を一度に加熱!匂い移りもありません!
和気あいあいとした雰囲気!

6次産業を始めてみたい農家さんにもお伺いしているとか?

川宮 ちょくちょくお話をいただくようになりました。食材が豊富にある時は、収穫で忙しい時期と重なります。エブリオカーなら、作業を終えた夕方から開催するなど、お客様の都合に合わせて実演が可能です。以前、さつまいも農家さんにお伺いした時は蒸しや焼きだけでなく、その場でペースト加工してクッキーを作るなど、いろんなレシピをご提案しました。あれほど大量のさつまいもを調理したのは、後にも先にもあの時だけです(笑)。

青江 農家さんのほとんどはスチコンの存在を知らないので、機械名を聞くだけで操作に不安を覚えがちです。実際に使ってみると、とてもカンタンで多様な使い方ができるんだと分かっていただけるので、結果として導入に結びついています。

四方八方にたくさん訪れているようですが、今までどれくらい走っていますか?

青江 なんと3年で12万キロを走っています。毎月10組前後、年間で約150組のもとで実演会を開催しています。会場近くの既に導入されているお客様のもとへ、合わせてお伺いすることも忘れません。お悩みの聞き取りや新しいご提案など、アフターフォローもとても大事にしています。

川宮 訪れる場所は遠隔地なので、高速道路を運転することが多いですね。軽トラの特性上、強い横風に煽られて怖い思いをすることも。でも、お客様から「遠いところまでよく来てくれたね」とねぎらいの言葉をいただくと、怖さや疲れも吹き飛びますよ。

3年間で12万キロ!

すごい走行距離ですね!運転ご苦労様です!ほかにどんな使い方をしていますか?

川宮 昨年(2015年)から大手農機メーカーや食品メーカーの展示会など、イベント会場で使用する機会が増えました。搭載しているスチコンはガス仕様なので、ボンベがあればどこでも調理が可能。真空包装機を持ち込んで、真空調理のデモもおこなっています。

青江 存在感があるので、皆さん興味を持たれるようですね。エブリオカーを参考にして、スチコン搭載のキッチンカーを作られたお客様もいらっしゃいます。航空ショーへ出店されたお客様は、あらかじめ焼いたお好み焼きをその場で再加熱されたり、ある県庁の農林課ではいろんな所に出向き、野菜を蒸して見せたりされています。

なるほど!イベントでも大活躍してるんですね。今後、何か新しい展開はありますか?

青江 実は今、エブリオカーの2号車を製作している真っ最中。(2017年2月完成)今度はライトエースをベースにして、中で人が立てるようにします。スチコン、電解水に加えて真空包装機とカセットコンロを入れる予定。スチームモードでの加熱と、コンロで茹でた場合との食べ比べができますよ。バージョンアップしたエブリオカーの誕生を、どうぞご期待ください。

川宮 これからは初代と2号車の2台体制になりますので、より多くのお客様にスチコンの魅力を伝えられます。皆さんの街でお会いできることを、楽しみにしています!

エブリオカー2号車誕生!天井が高いので中で人が立てます!

エブリオカーは石川・福井・富山・長野・新潟県の各地に出向き、クックエブリオの実演をしています。
お問い合わせはホシザキ北信越のコンサル室へどうぞ。

以上、金沢から、レシピエールがお届けしました。

  • ※この記事掲載の内容は、北信越のコンサル室のものとなります。
    エブリオカーの稼働は、一部のコンサル室に限ります。
    また、実施内容は異なることがありますので、ご了承ください。
  • ※掲載の内容は2016年11月現在のものです。
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