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スチームモードで
地元野菜のおいしさ倍増。
多品目の惣菜もササッと作れます。
食品加工・製造
道の駅・農産物 加工品販売
道の駅福光 なんと一福茶屋 様
(富山・南砺市)
法野 貢三子 さん
original recipe
コンビモード活用レシピ
おからハンバーグ
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道の駅の一角で女性たちが運営する「なんと一福茶屋」。
隣接する農産物直売所の食材を活かし地方色あふれる惣菜や弁当を製造・販売しています。
蒸す・煮る・焼くが一台でできるクックエブリオが女性ならではのヒラメキ調理に大活躍です。
TOPICS
作り慣れた家庭の味を
スチコンで手軽に再現
家電感覚のカンタン操作で
すぐに使えるようになりました。
道の駅増築をきっかけに、2012年に惣菜・弁当コーナーを新設しました。 限られたスペースで火を使わずに効率良く調理ができるよう、スチコンを導入したそうです。私は1年半ほど前から厨房を任されていますが、スチコン未経験でもすぐに使えるようになりました。 家電のようにボタンを押すだけで調理がスタートしますし、下ごしらえから仕上げまで大活躍してくれます。家にも一台欲しいな、って思うくらい便利ですね。
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道の駅福光の「なんと一福茶屋」にはレストランや特産品コーナー、農産物直売所があり、毎朝届く新鮮野菜を目当てに通うお客様も多数いるそうです。使用する食材は、ほぼこちらで調達。
頭に浮かんだ献立を
ササッと手早く作れます。
惣菜や弁当用の食材は、となりの農産物直売所で調達。お客様が買われた後に、次の日の野菜を選びます。日によって手に入るものが変わるので、売り場を見てからメニューを考えています。冷蔵庫にあるものでササッと作る、家の献立と同じ感覚ですね。 鍋や蒸し器でする調理は、クックエブリオが一手に引き受けてくれるので大助かり。湯沸かしも必要ないし予熱も早いから、煮物や和え物、ハンバーグなど、お昼前までに何品も仕上げられます。 なじみ深い家庭料理が日替わりで食べられると、地元の方にも喜んでいただいていますよ。
野菜たっぷりで大人気!
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採れたての野菜や五箇山豆腐のおからで煮物や和え物、サラダなどを作り、お昼までに店頭へ並べます。日替わりのおかずを彩りよく詰め合わせた弁当は、野菜がしっかり摂れると常連の方にも大人気。
スチームモードで
野菜の旨味をギュッと凝縮
野菜の下ごしらえは
100%スチコンに頼っています。
生産者が朝採って直接持ち込んだ野菜は、新鮮そのもの。野菜の力が強いから、蒸すだけで十分おいしいんです。 鍋で茹でると栄養や旨味がお湯へ流れ出てしまいますが、スチコンのスチームモードなら旨味をギュッと凝縮。特にキャベツや白菜は甘さが際立ちますね。 時間差でホテルパンを出し入れしたら、根菜から葉物まで、数種類の野菜を一度に下ごしらえでき、早い早い。蒸し器のように水を張って沸かす必要もないし、掃除が楽なのも魅力ですね。
野菜の旨味がギュッ!
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野菜の下ごしらえはクックエブリオのスチームモード任せ。炒めものに入れる大量の野菜も、スチームにかけることで調理時間が短縮でき、見た目も美しく仕上がります。
崩れやすい豆や根野菜の煮物も
放ったらかしで大丈夫。
一度にたくさん作った方がおいしい煮豆や根野菜の煮物は、油断すると煮崩れしてしまい、放っておけないのが難点でした。 スチコンだと、グラグラ煮立たせずに綺麗なまま仕上がりますよ。入れっ放しでも吹きこぼれの心配なく、他のことができるので助かりますね。 おでんに入れる大根は、スチームにかけたまま昼休憩へ出ちゃいます。セットした時間が来れば自動的に止まるので、休憩後に他の具材とあわせて出汁へ入れ、再びスチームで炊き合わせるだけ。お鍋はほとんど使わなくなりました。
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簡単な操作説明を受けただけで、スチコンを感覚的に使えるようになったという法野さん。下ごしらえだけでなく煮物や焼き物にも使い、一日中フル稼働させているそうです。
大量注文の弁当は
スチコン使用を前提に献立作り
スチコンを
全段フル稼働させることが
献立作りの条件です。
平日のお弁当販売数は20食ぐらいですが、多い時は最大で200食のオーダーを頂きます。納品当日の応援はあるものの、事前準備は2人が基本。なので、ホテルパンが5枚入ることを前提に献立を作ります。例えば鶏肉や豚肉の塩麹焼きや魚の西京焼きは、前日に調味料に漬け込み、当日ホテルパン5枚に広げて一気に焼成。こうすれば一回転で約50人分仕上がります。 魚と肉を同時に焼いても臭い移りしないので、常に全段フル稼働できるんですよ。
効率重視のお弁当作りにも
ひと工夫することを忘れません。
近所の老人会や地元の集まりから、定期的にお弁当の注文を頂いています。少人数で作るので効率も大切ですが、そればかりではワンパターンになりがち。見た目の華やかさや食べる楽しみもお届けしたいので、ひと工夫感じられる献立作りを心がけています。ミートローフやオープンオムレツは、生地をホテルパンに敷き詰め、コンビモードで焼いたら切り分けるだけ。目先が変わった豪華なおかずと好評ですよ。
南砺の食材がぎっしり!
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「なんとポーク」と「五箇山豆腐」のおからを使った「おからハンバーグ」。手際の良い流れ作業で、ホテルパン4枚分があっという間に完成しました。日替わりのソースをかけて提供します。
新しいメニューで常連さんに
「おっ!」と言わせてみたいです。
うちの店は毎日訪れる方も多いので、バリエーションを増やしていくのが課題ですね。常連さんに「おっ!」と反応していただける献立作りに、スチコンを役立てたいと思っています。当面の目標は「きっちんぷらす」のレシピを参考に、 からあげなど若い方に喜ばれる揚げ物にチャレンジすること。鍋では油の飛び散りや廃油処理がネックで、作っていなかったんです。スチコンだとその心配がなくヘルシーなら、願ったり叶ったりですね。
新メニュー開発に日夜、はげんでいます!
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笑顔が絶えない法野さん(右)。長年給食センターで勤務し、スチコン使用経験のある河合啓子さん(左)のアドバイスを受けながら、日夜献立作りに励んでいます。
CHECK! MEMO
ホテルパンの深さを活かして
ムダ&ムラなく大量調理
なんと一福茶屋様では、ホテルパン(65mm)の深さを活かし、厚みのあるミートローフやオープンオムレツを作っています。ミートローフは、たねをホテルパンいっぱいに流し込み、コンビモード180℃・水蒸気量90%・芯温センサー90℃設定で焼成。芯温センサーを使えば生焼けの心配がありません。塊の肉よりも柔らかくて食べやすいと、年配の方にも好評です。
取材日記
働き者で有名な富山女性らしく、お二人とも取材を受けながらテキパキと手を動かしていらっしゃったのが印象的でした。「私たちにとって隣の農産物直売所は、大型冷蔵庫のようなもの」との言葉通り、惣菜や弁当には採れたての野菜がたっぷりと使われ、どれも家庭的で優しい味わいです。地元の恵みをよりおいしく届けたいという、お二人の愛情がしっかりと伝わってきました。