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スチコンレシピ

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日本の伝統とともに味わう
上質フレンチ。

定評ある味を支えるのは、
スチコンの確かな温度管理。

洋食

フランス料理
仏蘭西舎すいぎょく 様
(東京都・板橋区)
総料理長 杉本 文雄 さん

フランス料理と日本の伝統を融合させた「仏蘭西舎すいぎょく」。趣向を凝らしたオリジナルのフレンチを和食器で楽しむスタイル、そしてレストランウェディングで人気を集めるレストランです。お客様のこだわりに応える、アットホームで個性的なウェディングパーティーは印象深く、結婚記念日を迎える度にお店を利用するカップルも多いそう。そんな素敵な思い出の1ページに残る料理の数々に、クックエブリオが活用されています。

お店のこだわりを教えてください。

フランス料理を和食器でお出ししています。和食器のギャラリーを経営しているオーナーが、和食器で何か違うこと、新しい使い方をしてみたいと始めたお店なんです。建物は、木をふんだんに使った日本在来工法の一軒家。テーブルや椅子などは国産のムクの天然木を使用したオーダーメイドです。温かみのある空間で、フランスの味と和の美しさを楽しんでいただけると思います。

ブライダルでの利用も多いそうですね。

オリジナル・ウェディングを始めて約15年になりますが、ニーズが増えてきたのは10年くらい前からですね。これまでトータルで1000組近くの方にご利用いただいています。座席数が50席程度なので、アットホームな感じの結婚式を挙げるにはちょうどいい規模じゃないでしょうか。予約は、多いときで月6組くらい。こうしたパーティーのときに、スチコンがとても役に立っています。

クックエブリオに決めた理由はなんですか?

まだ導入して2年くらいですが、実はかなり前からスチコンを入れたいと思っていたんです。でも、スチコンって大型のものが多くて、スペースの問題があって導入できませんでした。ホシザキのクックエブリオの話を聞いて、テストキッチンに行ってデモンストレーションを見て、サイズ的にも機能的にもこれなら…ということで、ブラストチラー&ショックフリーザーとあわせて導入を決めました。

パーティー料理にスチコンを使うメリットは?

まずは、前もって準備しておけることですね。スチコンで仕上げる手前までやっておけば、あとは加熱するだけですから、パーティー中の調理作業が楽になります。それから、うちの厨房にはヒートランプウォーマーなどの保温機器がないので、時間があくと料理が冷めてしまうという問題があったんです。スチコンを導入したことで、調理後もそのまま庫内で保温できるようになりました。声がかかったら、温かい料理をお出しできる。これは、本当に助かっています。

白壁と天然木でまとめられた店内は、落ち着いた雰囲気。木のぬくもりを感じられる癒しの空間だ。

建物・家具・調度品はすべて岐阜県・高山市の「オークヴィレッジ」が手がけた。椅子やカートなどには、お店のマークが彫られている。

パーティーメニューの調理をはじめ、下ごしらえなど、広く活用されているクックエブリオ。スチコンを使うことで作業時間の計算がしやすくなったという。

スチコンの最も優れている点は調理の工程で確実な温度管理ができることだと語る杉本さん。

各モードはどのように使っていますか?

ホットエアーモードはクレームブリュレなどデザート系のものが中心ですね。スチームモードは、今日調理した「フォアグラのロワイヤル」、魚のバップール(蒸し物)などの他に下ごしらえや真空調理でも使っています。コンビモードはテリーヌにいいですね。以前は、ガスオーブンを使っていたのですが、今はスチコンで調理するようになりました。

テリーヌの料理、ガスオーブンとどこが違いますか?

ガスオーブンだと火をつけたり消したりして温度調整するので、どうしても温度差が激しくなってしまうんです。その結果、温度ムラができて仕上がりに影響する。スチコンは温度管理に優れていて、思った温度で安定した調理ができるんですね。それにコンビモードがあって水蒸気が使えるので、表面の乾燥も防げます。特に肉系のテリーヌに向いていて、豚か鶏か使う肉の種類によっても水蒸気量を変えていますよ。作る料理にあわせて使い分けができるので、いちばんいい仕上がりに持っていけるようになりました。

ほかにスチコンを入れて変わった点は?

思った温度で調理ができるようになったことで、苦労せずに仕上がりを均一にできるようになったし、失敗がないからロスがなくなったのも助かっています。真空調理に関しても、たとえば、コンポートを作るときは低温のスチームモードで4時間くらい加熱するのですが、温度も安定しているし、途中で状態も確認できるので調理しやすくなりましたね。あとは、時間の計算ができるようになった結果、調理作業が効率化されて、時間短縮にもつながっています。

ブラストチラー&ショックフリーザーはどんなふうに使っていますか?

おもに調理やボイルしたものを一気に冷やしたいときに使います。たとえば、マリネを作る場合だと、以前はボイルした野菜をマリネ液につけて、バットの下から氷で冷やしていたんです。でも、それだけでは上の方まで冷やせない。室温の高い時期は傷んでしまって、ロスにつながっていました。ブラストチラー&ショックフリーザーを使うことで、その問題も解決しました。スチコンとブラストチラー&ショックフリーザーを使って、温かいものも冷たいものも、理想的な温度管理ができるようになったのは、本当によかったと思います。

フォアグラのムースをトリュフのソースでいただく「フォアグラのロワイヤル」は、ウェディングの定番メニュー。

調理効率を追求し、整理と清掃が行き届いた厨房。

店内にはピアノを常設。ディナータイムにはジャズやクラシックの生演奏を楽しむことができる。

スチコンと同時に、ブラストチラー&ショックフリーザーを導入。急速冷却することで、調理作業の効率化とロスの低減を実現した。

取材日記

試食させていただいた「フォアグラのロワイヤル」。しっとり仕上がったムースをひと口食べるとフォアグラの濃厚な味と香りが口の中に広がりました。そして、トリュフのソースと絡み合って生まれる深みのある味わい。そのおいしさに感動する一方で、気づいたのが和食器の効果。実際に食べてみるまでわかりませんでしたが、和食器でいただくことで、どこかほっとするようなやさしさや温かみを感じ、少し不思議な気分になりました。

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