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スチコンレシピ

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給食にも行事食にも大活躍!
おいしい笑顔づくりのお手伝い

給食・食堂

保育園
発寒わんぱく保育園 様
(北海道・札幌市)
副園長 渡邉 国彦 さん
主任保育士 古家 七重 さん
調理師 納谷 朋子 さん

札幌市西部に位置する「発寒わんぱく保育園」。はだし保育を実施しているこの保育園では、0歳〜5歳児まで130名ほどのお子さんが毎日はだしで元気に生活しています。3歳児以上の給食はバイキング形式で提供し、もちつきや親子クッキングなどの「食」に関わる行事を通じて、子どもが楽しめる食育に取り組んでいます。クックエブリオは、園内のさまざまな食づくりの場面で広く活躍しています。

"食育"の取り組みは何かされていますか。

古家さん 子どもたちに「自分で食べ物を育てる」という体験をさせたくて、中庭のプランターで野菜を栽培中です。普段の給食は、3〜5歳児に限ってですが、バイキング形式で提供しています。楽しい雰囲気の中で食べることも食への興味づけになると思うので。もちろん、食べる量や栄養バランスを調節して取るように指導しています。それから、ご両親ともフルタイムで働いているご家庭が多いので、お父さん、お母さんも一緒に「食」の大切さについて楽しく学んでもらうため、子どもたちが食べている給食を保護者の方に食べていただける機会も設けています。

給食での人気メニューは?

渡邉さん スチコンで作ったメニューではハンバーグですね。ふわふわでとってもおいしいです。子どもたちだけじゃなく職員にも人気ですよ。

納谷さん ハンバーグに入れるたまねぎの下ごしらえは、フライパンで炒めるより断然スチコンの方が早いですよ。刻んだものを全部ホテルパンに入れてスイッチを入れたら10分でできますから。ハンバーグを焼く時も5段全部使えば一度に60個焼けるので作業時間が短縮できるし、みんなに「おいしい」と喜んでもらえて、作る側としてはうれしい限りです。

スチコンを使うのは初めてでしたか?

渡邉さん はい。厨房をオール電化にするということで導入したんですが、スチコンを使ったことのあるスタッフがいなかったんです。最初は使い勝手がわからず、研修に参加したり他園からアドバイスをもらったりしていましたね。

納谷さん 最初のうちは操作に慣れるために「何でもスチコンで」やっていました。でも、毎日使っているうちに、他の調理器具との使い分け方がわかるようになってきたんですね。今では、前日に調理スタッフと打合せをしてスチコンを中心に調理順序を決めています。

普段はどんなふうに使っていますか?

納谷さん 魚やハンバーグを焼くのはスチコンのコンビモードと決めています。焼く魚の種類によって水蒸気量を調節できるのがいいんですよ。例えば銀ガレイなら90%、パサつきやすい鱈は100%にすると、すごくふんわり仕上がります。おひたしを作る時は野菜を6〜7kgゆでるのですが、IHコンロだと鍋の大きさが限られるので数回に分けないとできないんです。スチコンならその量の下ゆでがたった1回で済むし、加熱中に他の作業もできるから、すごく助かっています。

お迎え時に保護者に見てもらえるよう、その日の献立をホールに展示。食材の産地を紹介する札も。

なごやかな雰囲気の中、進められたインタビュー。いつもと違う先生たちの様子に興味を持ったのか、インタビュー中の保育室を覗く園児もチラホラ。

ごま和えにするさやいんげんなど、大量のゆで調理も一度でOK。

焼き上がった豆腐の五目焼き。5段フルに使っても焼きムラなく仕上がる。

保育園の調理室でスチコンが活躍する場面は?

納谷さん ミニトマト以外は野菜もすべて加熱する必要があるんですね。スティックきゅうりも「湯通しする」と札幌市指定のレシピには書いてあるんですが、ここで私はスチコンを活用しています。スチームモードで“湯通し”するんです。スチコンを使えば、大量のお湯を沸かす必要もなく、短時間で済みますから。それから離乳食作りにも便利ですね。通常の給食に使う野菜の下ごしらえの時、ホテルパンの一部に「離乳食ゾーン」を作っておくんです。例えば、じゃがいもスティックもスチコンで下ゆですれば、ちょうど手を使って食べ始める時期のお子さんが握りやすくて食べやすい柔らかさに仕上がるので、本当に重宝しています。

他にもオリジナルの使い方はありますか?

古家さん もちつきの時、餅米をスチコンで蒸しています。1回で6升炊けるし、炊きあがりも早いですから、蒸し器を使うより全然手間がかかりませんね。それから、たき火で焼き芋をする「焼きいも会」では、あらかじめスチコンで少し焼いた芋をアルミホイルで包んで下準備しておくんです。そうするとたき火に入れてからの焼き上がりも早いし、焦げないからおいしくいただけますよ。

納谷さん 行事食にも普段の給食にもスチコンは大活躍ですよ。特にありがたさを感じるのは冬ですね。配膳用ワゴンが冷たくなるので、できあがったおかずをギリギリまでスチコンに入れて保温したり、配膳時間から逆算して焼き上がり時間を設定したりしています。温かいまま給食を提供できるのもスチコンのおかげです。

電解水生成装置もお使いだそうですね。

渡邉さん はい。小さいお子さんを預かる施設ですので、厳しい衛生管理を要求されます。野菜、果物、魚は電解水で洗浄して殺菌し、まな板や包丁、ザルなどの調理器具は食材の種類別に色分けして混同を防いでいます。

納谷さん 調理中は芯温計測などの衛生管理作業も同時進行で行い、時間通りに給食を提供しなければいけないので、毎日時間との闘いです。電解水だと忙しい中でも簡単に食品殺菌・除菌や洗浄ができるので、スチコンと同じくらい作業の効率化に役立ってくれています。

その日の作業が終わるとすみずみまできれいに掃除。整理整頓され清潔感あふれる調理室。

食器はすべて殺菌庫で消毒し、まな板、包丁、ザルは食材の種類ごとに色分け。徹底した衛生管理がされている。

取材日の献立は、豆腐の五目焼き・さやいんげんごま和え・大根とふのりの味噌汁・果物。

果物などは、強アルカリ性電解水(左)で洗浄後、強酸性電解水(右)で殺菌し、水道水で洗ってから提供される。

取材日記

お話を伺った調理師の納谷さんは「料理をしない日が続くとストレスがたまっちゃう」というくらいの料理好き。調理師免許以外にパンとお菓子、フランス料理などの講師の資格も持っているとか。“おいしい顔”を見るのが幸せ、と笑う納谷さんが作る給食やおやつを食べている園児たちはとっても元気!取材中「こんにちは〜!」と挨拶のシャワーを浴びて、たくさんパワーをもらえました。

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