スチコン de できるかな? クックエブリオ実験室 和菓子の焼き菓子などもスチコンで焼けますか?…というご質問にお応えしてカステラを作ってみました!
※掲載レシピは2/3ホテルパンタイプの設定です。
メニュー登録で以下を設定し利用
〈ステップ1〉ホットエアー・180℃・10分間
〈ステップ2〉ホットエアー・150℃・60分間
・卵と卵黄は室温に戻す
・砂糖と薄力粉はふるっておく
・はちみつと湯は合わせておく
・カステラ型の外側の底と側面をオーブンシートで包み、
型の内側にわら半紙を敷く
・温度調整に使用するために、新聞紙(3枚程度)と
20mmのホテルパンを用意する
・蓋用に20mmのホテルパンを用意する
手順 ◎撹拌にはケンミックスミキサーを使用しています。
ボールに卵5個と卵黄1個分、砂糖を入れてミキサーの4速で2分撹拌し、さらに5速で3分撹拌します。
(1)にAを加えて4速で40秒撹拌します。
(2)のボールに薄力粉を入れ、3速で30〜40秒撹拌します。
カステラ型を20mmのホテルパンにのせ、少し高い位置から生地を流し入れます。
流し込んだ生地の表面を平らにならします。
あらかじめ登録したメニュー登録「設定1」に設定をして、予熱ボタンを押します。予熱完了後、3段目に(5)のホテルパンを入れて、スタートボタンを押して、加熱します。
1分後、(6)のホテルパンを取り出し、ゴムべらで「泡切り」をしてスチコンに戻し入れます。同様の手順で合計3回の泡切りをします。
泡切りの方法について
「泡切り」は生地の中に残った大きな気泡をなくして、きめ細かな仕上りにするために欠かせない作業です。スチコンから出して生地の表面が乾いていたら、霧吹きをしてから「泡切り」を行ってください。
●1回目・2回目
生地をかき混ぜるように行います。
●3回目
生地の表面をなでるように行います。
表面に焼き色がつき、生地が膨らんできたら、スチコンから取り出します(泡切りから約10分後)。
カステラ型の上の型枠を重ねて、スチコンの3段目に戻し入れます。
さらに10分後、ホテルパンを取り出し、新聞紙をのせたホテルパンを下に重ねてスチコンに戻し入れ、蓋用のホテルパンをひっくり返して、1段目にセットします。
加熱完了後、ホテルパンを取り出し、カステラを型から出して、ひっくり返した状態で冷まします。
粗熱がとれたら、わら半紙をはがし、軽く重石をして完全に冷ました後、四辺を切り落とします。
焼き上げ時の蓋は必要なの?
成功例
失敗例
ほどよく焼き色がついた時点で蓋をするのは、焼き色がつき過ぎないようにするためです。ただし、蓋をする際に密閉してしまわないように注意してください。密閉してしまうと熱がこもり、カステラが膨らみ過ぎて蓋にくっついてしまうなど、失敗のもとになります。
Mrs.エブリオの実験結果
カステラは難易度が高い和菓子と言えます。大切なのは丁寧な「泡切り」。しっかり泡切りができていないと、焼き上がったときに中心部が膨らんでしまったり、割れてしまったりといった失敗につながります。また、カステラは加熱中にホテルパンを取り出して行う作業が多く、手間取ってしまうと加熱時間に影響を与えるため、手際よく行う必要があります。とはいえ、高温で加熱しているのでやけどにも注意が必要です。ホテルパンの出し入れ時などは、慎重に行うようにしてください。