スパイス×食材で
アレンジ自由自在
世界で使われているスパイスは100種類以上。
その中から数種類のスパイスをブレンドし
複雑で深みのあるカレーが生まれます。
配合を工夫して、辛みを調整したり、
食材の風味を引き立たせたり、
スパイスを知れば、カレーがもっと楽しくなります。
代表的なスパイス
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コリアンダー
パクチーの種。爽やかな香りが特徴で、カレーになくてはならないスパイス。
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クミン
カレーらしい独特の香りが特徴。ホールでもパウダーでもよく使われる。
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カルダモン
香りの女王とも言われる。品のある香りで、種のままテンパリングに使われることが多い。
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カイエン
ペッパーカイエンとは唐辛子のこと。香ばしい風味を持ち、辛味を出したい時には必須となる。
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パプリカ
鮮やかな色と香ばしい風味がある。カイエンペッパーの代わりに使うと、辛味を抑えた風味に仕上がる。
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ターメリック
ウコン。風味だけでなく、鮮やかな黄色は色づけに必須。カレーらしいおいしい見た目に仕上がる。
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ガラムマサラ
10種ほどのスパイスがブレンドされたスパイス。メーカーなどによりスパイスの配合は異なる。
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フェンネル
インドや中国などアジア諸国でもおなじみのスパイス。どんな具材とも相性がいい。
基本の食材
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タマネギ
うま味成分であるグルタミン酸を豊富に含みます。じっくりと加熱することで香ばしさとコク、甘みが出ます。
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トマト
爽やかな酸味のあるトマトはスパイスとの相性が抜群。トマト缶などで代用することもできます。
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肉
インドでは鶏肉や羊肉がよく使われます。豚肉や牛肉などを使うこともできます。
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魚介類
白身魚やエビなどは旨味成分を多く含みます。ココナッツミルクをベースにしたカレーにもよく合います。
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豆類
豆を使ったカレーをダルカレーと言います。ヒヨコ豆やレンズ豆など、豆の種類で風味と食感が変わります。
スパイスのコツ
ホールスパイスとパウダースパイス
カレーに使うスパイスには種子や葉などを植物の一部をそのまま使うホールスパイスと粉末にしたパウダースパイスがあります。一般的にテンパリングにはホールスパイスを、具材と一緒に炒める際にはパウダースパイスを使います。
- ホールスパイスをブレンドしてミルにかけておけば、オリジナルのパウダースパイスが出来上がる。
カレーに必須のスパイスとは?
カレーの爽やかな香りに欠かせないのがコリアンダーです。スパイスの配合で最も多い割合を占めます。テンパリングによく使われるクミンは、パウダースパイスとしても使用頻度が高く、コリアンダーと並んでよくブレンドされます。カイエンペッパーは、辛み調節に使えます。
- コリアンダー、クミンはカレーの代表的なスパイスの中でも、使用頻度が高い。
- 辛さを抑えたい場合は、カイエンペッパーの代わりにパプリカを使用すると、マイルドに仕上がる。
スパイス4〜5種類からはじめてみよう
パウダースパイスの組み合わせは無限にあり、それぞれの配合を変えるだけでも、味や香りが変わります。まずはコリアンダーをベースに3〜4種類のスパイスを加えてみましょう。いろいろなスパイスに挑戦していく中で、お気に入りの味が見つかるかもしれませんね。
- 4〜5種類ほどのスパイスでも、スパイシーな本格カレーに仕上がる。
- コリアンダーはスパイスの風味を調和させる。
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